血圧を下げるためのポイント

高血圧を改善するために、健康診断を受けよう

50歳代の2人に1人、60歳代では実に3人に2人が高血圧だといわれる日本。みなさん、ご自分の血圧の数値がどれくらいか、きちんと把握していますか?

 

高血圧は、血管や心臓に負担をかけ続けている状態です。この状態を放置していると、じょじょに動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を引き起こします。命にかかわるような最悪の事態になることも決して少なくありません。

 

高血圧には、特定の原因がみあたらない「本態性高血圧」と、なんらかの疾患が原因となっている「二次性高血圧」の2種類があります。しかし、その中で「二次性高血圧」の占める割合は10%程度。つまり、高血圧のほとんどが原因のわからない「本態性高血圧」なのです。しかも、高血圧そのものには、ほとんど自覚症状がありません。実際、診療機関などで血圧を測定してみるまで、自分が高血圧だったことをまったく気づかなかったという人も多いようです。

 

高血圧が急増するのは40歳〜50歳代。40歳をすぎたら、必ず定期的に健康診断をうけるようにしましょう。へビースモーカー、仕事が激務の人、近親者に高血圧の人がいる場合は特に要注意です。また、高血圧を予防することも大切ですね。毎日、しっかりと睡眠をとり、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけるようにしてください。

 

高齢者の方は特にトイレにも注意しよう

 

高齢の高血圧患者が、脳卒中や心臓発作を起こしやすい場所はどこだと思いますか?お風呂や廊下などと並んで気をつけたいのは“トイレ”です。特に冬場のトイレはとても危険。早めに環境改善を行って、血圧の変動を最小限に抑えましょう。

 

冬のトイレで一番問題となるのは、やっぱりその温度差。本格的に寒くなる前に、小型のヒーター等を用意して、できるかぎり温度の差を感じないような工夫をしておきたいものです。寝室にポータブルトイレを置いておくものひとつの手ですね。気温が下がる夜中の間だけでも使用すれば、自分も家族も安心でしょう。

 

なお、排便のためのいきみも血圧を急上昇させます。便秘にならないよう、普段から食物繊維を多く含んだ野菜や海藻類をしっかりとるようにしましょう。また、毎日決まった時間に排便するように習慣づけることも大切です。

 

自宅のトイレが和式スタイルの家庭は、洋式トイレに変更しておくのがベストです。リフォームなどの工事を行わなくても、洋式化できる便座も販売されていますので、上手に利用しながら排便時の負担を軽減するようにしてください。